下町の象徴「浅草」 浅草寺の横

浅草寺をくまなく見て回った後は、その周辺もせっかくだから歩いておこう。
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浅草寺の淡島堂の真裏に、建物一面びっしり蔦を這わせた萌え萌えレトロ物件がある。「浅草観音温泉」だ。昭和32年開業の天然温泉である。


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その入口には「唄と踊りで今日も楽しく」「男は黙ってサッポロビール」などと書かれておりいやがうえに昭和全開だ。
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早朝6時半から営業しているが夕方6時で閉まってしまう。明らかに老人向けの時間帯にしか営業していない(笑)入浴料は700円で、2階の大広間で休憩もできるがそっちは別料金。建物内部も凄まじくレトロだが入浴するのはまた今度だ。
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浅草寺の境内からもよく見える浅草観音温泉の看板は創業当時から建っているものだろうか。すでにボロボロになっていて凄い状態になっている。
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浅草寺から花やしきに掛けてはやたら古びた店が並んでいて風情を誘う。花やしきに面する「花やしき通り」にある芳野屋という食堂の古びた茶屋のような建物にまたしても萌える。
ちなみに現在はこの建物を含めた花やしき通りの前面に飾り屋根が付いており、この写真とは違った形に見える。
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時を刻みすぎて白くなってしまったショーウインドウの料理サンプル。
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店の玄関でかき氷も売られているが、売り物を乗せている台のオンボロ具合もこれまたたまらん。
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もちろん店の横っ面もかなりレトロである。すぐ隣には花やしきの敷地で、ジェットコースターが目の前を走り回っている。
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ここらへんまで来ると雷門あたりとは違いそれほど観光客が目立たなくなる一方で、昔から浅草に根を下ろしているであろう下町のオッサン達が闊歩している。自転車の後ろに北島三郎。謎。
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「奥山おまいりまち」の通りに行けば妙に顔ハメ看板が多いのが面白い。三社祭の神輿の担ぎ手になれる大型の顔ハメ看板は5人分の顔が開いている。
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なぜか生まれも育ちも葛飾柴又なフーテンの寅さんも浅草で顔ハメ看板になっているではないか。同じ下町ということで友情出演か。
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浅草寺・花やしき・浅草六区の間にある伝法院通り商店街をはじめとするエリアでは東京都が主導する「江戸まちづくり景観整備事業」に基づいて電柱を地中に埋めたり和風の飾り屋根をつけたり建物を江戸の街並みっぽく変えたり色々リニューアルされてはいるが、やはり人工的に飾った感じがするだけで、街の風情が漂う訳ではない。もしくは、もう何十年も経つとしんなり染みて来るのだろうか。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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