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世田谷アングラゾーン「千歳烏山」 (3) 千歳村烏山事件

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千歳烏山の商店街に建つ孤高の不動産屋、戦う在日朝鮮人・ソヘン様こと川西杏(チョン・ソヘン)氏の経営する「烏山ハウジング」を見物した時に書かれていた関東大震災後の流言蜚語による朝鮮人虐殺事件、所謂「烏山事件」は、烏山の自警団が「朝鮮人が井戸に毒を入れた」というデマから13人の朝鮮人を殺したという話。
ソヘン様が烏山神社にある椎の木がその時犠牲になった朝鮮人の霊を鎮める為に植えられたものだと主張しているので、一度その椎の木を見に行こうと思った次第。
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とは言っても「烏山事件」で調べてもネット上に記事は殆ど出てこないしそもそも史実にそんな事があったのか自体が怪しいが、ひとまずソヘン様の言う事を聞いて、烏山神社の最寄りとなる隣の芦花公園駅で下車。駅前一帯は世田谷区南烏山と杉並区上高井戸に跨る。


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芦花公園駅から烏山神社に続く道には随分新しく整備された公団住宅が建っており、猥雑さや陰鬱さといったものとは無縁の風景が広がっている。なんだよただのリア充の楽園じゃねえか。
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整然とした風景は団地を過ぎた辺りで唐突に終わる。その先は古い住宅地と寺などが混じった世田谷の原風景が続いている。
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そうこうしているうちに烏山神社の鳥居が目の前に見える。普通のどこにでもある街の小さな神社、それ以上の印象を持つ事はないだろう。戦う在日朝鮮人・ソヘン様の話を聞く事がなければ素通りしてしまいそうな場所だ。
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烏山神社拝殿。相当に歴史のある建物といった風情だが、別段変わった所はない。烏山の地名は烏が群生していた森があったからとか様々な説があるが、2ちゃんのオカルト板辺りを覗くと昔は死体がそこら中に投げ捨てられるような荒れ野で、それに烏がたかっていたから烏山だという不穏な作り話もある。
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どこをどう見てもツッコミどころなんてあるはずもない神社だが、特に改装する事もなく昔のままの姿を留めているようだ。地元民がひっそりお参りに来る以外に取り立てて珍しい要素もない。
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境内の隅に意味深な一角がある。もしや烏山事件に関係するものかと思って近づいてみたが、両脇には古い道標としてよく置かれている馬頭観音、中央の石碑には「春日神社高橋番神堂撤去記念碑」と書かれていただけで、朝鮮人云々とは無関係だった。
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烏山神社の由来について書かれた案内板を見る。元々は白山御嶽神社といったそうだが昭和37年に町内の神社を合祀して今の名前に改められたとある。
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確かに境内には椎の木が何本か残っている。これがソヘン様の言っていた朝鮮人犠牲者慰霊の木なのだろう。しかし神社の境内にはそういった事は何も書かれていない。
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もともと9本の椎の木が植えられていたらしいが、途中で枯死するなどしたため、現在は3本だけが残っている。犠牲者の数もソヘン様は13人だと言っていたがネット上では9人だと書かれているしどれが正確なのか判断もつかない。
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鳥居と拝殿と社務所、それに手水舎以外は殆ど目立った構造物もなく、椎の木の生えている辺りはやけにガラーンとしていて殺風景だ。せっかく来たけどオチ無しですかねこりゃ。
結局烏山神社の椎の木でネットで調べてみても川西杏氏の事しか引っかからないし、勝手に騒いでるだけなんですかね。今もソヘン様は9月1日の関東大震災の日には「シイノキ供養祭」と称して烏山神社にお参りに行くらしい。

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