記事を人に教える

小田原アンダーグラウンド「宮小路」 (4)

記事を人に教える

【キュレーションメディア等、他サイトへの記事中の文章・画像無断転載厳禁】

小田原市本町、かつて宿場町として、さらに漁師町としても賑わった旧市街地における大人の社交所「宮小路」の現在は古びたスナックや連れ込み宿が辛うじて残るオールドタウンと化してしまっていた。
94-38.jpg
老い先短い高齢者を見ているような気分になっていたたまれない感情に支配されながら宮小路の路地を歩いていた訳だが、まだまだ見所が残っている。


94-66.jpg
松原神社から青物町商店街へ続くメインストリートの一本北側の路地へ入る。そこも古いスナックが密集する怪しげな一画だ。
94-67.jpg
すぐそばまで大規模マンションが迫ってきているような土地だが、都市開発の防波堤の如く、しぶとく残るバラック然としたスナック街の勇姿が印象的だ。
94-68.jpg
蔦に覆われた路地裏のスナック街。小さな看板だけがさりげなく存在をアピールしている。フラワーじゃなくて「ふらわ」。ネーミングセンスが物凄く昭和っぽい。
94-69.jpg
…と思ったら隣の土地が酷い事になってしまっている。廃墟と化した建物はナイトクラブの残骸だろうか。どうやら工事用トラックが止まっていて作業中の模様。これから解体作業でも始めるんですかね。
94-70.jpg
建物の玄関口。ここも古き昭和の栄華を濃厚に漂わせたレトロな外観だ。上のネオン看板は「ベラミ」下の看板には「カルメン」と違う屋号が書かれている。何度も所有者が変わってきたのだろうか。
94-71.jpg
この付近の風景はかなり異様だ。「カルメン」の左隣の建物も廃墟化していて、なぜか鉄パイプの足場が建物内を貫いて設営されているのだ。
94-72.jpg
店の中を貫通する鉄パイプの足場。表の窓ガラスが豪快に割られている。強盗にでも押入られたかのような荒々しさだ。これは一体どういう事なのか。かなり怪し過ぎる。
94-73.jpg
さらに店の表には使われなくなったテーブルやソファー席なんぞが乱暴に山積みにされてしまっている。止むに止まれぬ大人の事情でもあったのか知らんが何らかの原因があって廃業したのだろうな。いやあ怖いっすね。
94-74.jpg
で、その隣の建物が宮小路で唯一現役で営業しているソッチ系の店舗だった。あー、やっぱりあるんですねこういうの。
94-76.jpg
そんな店の真ん前で、呑気に店番をしている猫さん達がいました。どうやらこれがセクシーキャットのようです。
94-77.jpg
清楚な感じで目鼻立ちの整ったセクシーキャット1号。
94-78.jpg
呑気な表情で天然っぷりをアピールするセクシーキャット2号。
94-79.jpg
その真向かいは総合宴会場春日。小田原宮小路を代表する格式の高い結婚式場でございます。今も残る立派な建物が華やかしさをアピールしているようだが…
94-80.jpg
ここも例外なく廃墟ビルと化してしまっていた。かなり廃墟化してから年月が過ぎているようでエントランスの周りをはじめ建物至る所が崩壊を始めている。
94-81.jpg
シャッターが開けっ放しになった半地下式の「お客様専用駐車場」の中は家財道具やガラクタが乱雑に積まれた不気味な空間となっていた。よく見ると猫の餌が置かれている。さっきのセクシーキャットどもはここをねぐらにしていたようだ。
94-83.jpg
そんなこんなでカオスでアウトローな光景が見られた小田原宮小路。暴力団排除地区の看板も虚しく倒されておりました。土地の因縁を深々と感じさせる場所でした。

The following two tabs change content below.
東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
タグクラウドから記事を探す
DEEP案内編集部のnote

知ってました?DEEP案内編集部のnote

ネット上で大っぴらにするのはちょっと憚られる内容の記事は「DEEP案内編集部のnote」で書く事もたまにございます。全て100円からの有料記事となっておりますので興味のある方のみご利用下さい。

記事を人に教える

トップへ戻る
Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.