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葛飾柴又にある「似顔絵コインランドリー」が壁や天井一面リアルな似顔絵だらけでヤバイと聞きまして (全2ページ)

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洗濯機が家電の「三種の神器」と持て囃されたのは昭和30年代の高度経済成長期のお話。しかしそれから半世紀以上が経った今でも、街角にあるコインランドリーが無くなる事はない。ドラム式洗濯乾燥機という進化を遂げた文明の利器まであるこの21世紀に未だに自宅に洗濯機すら置けない暮らしをしているビンボーな人々もいるし、でかい毛布は家では洗えないので、やっぱり今でも必要なものである事には変わりがないのである。

葛飾区 柴又

葛飾区柴又付近に「壁や天井に似顔絵ポスターをベタベタ貼りまくっているヤバいコインランドリーがある」という事を聞きつけ、気になって見に行く事にした。柴又と言えば車寅次郎、柴又帝釈天。メジャーな下町観光地である割には、京成金町線というマイナーで微妙なローカル線で来なければならず、なかなか足が運ぶ機会が少ない。

葛飾区 柴又

寅さんが生まれ故郷に帰っていく帝釈天参道とは真逆の「柴又親商会」の通りを進んで、商店街が終わる京成金町線の線路沿いのところまでやってくると、目当てのコインランドリーがある。その名も「似顔絵コインランドリー」。安直過ぎる名称だ。

葛飾区 柴又

葛飾区柴又1丁目43に所在するこちらのコインランドリー。一見するとベタな下町にあるどうってことのない風景でしかないのだが、まずは中に入らなければここがどう変なコインランドリーなのか説明しようもない。お邪魔しますね。

葛飾区 柴又

コインランドリーの中には、確かに壁や天井一面に芸能人や各界著名人の似顔絵がびっしり隙間無く貼り付けられている。こりゃなかなかキテますね…でも、それを除けば普通のコインランドリーである。

葛飾区 柴又

しかし、この似顔絵ベタベタ状態の密集度が尋常ではなく、この狭い空間だけでも似顔絵の数は優に100人以上はいるのではなかろうか。この「衆人環視」の中で、洗濯物を黙々と出しては入れたりするのも、ある意味シュールだ。

葛飾区 柴又

有名人であれば特に被写体のジャンルのこだわりは無いようで、ヘップバーンもいればペ・ヨンジュンもいるしイチローだっているし、アントニオ猪木やガッツ石松だっている。ある程度顔や職業の特徴でジャンルが近いものが隣同士になっているが、谷亮子と山田花子が隣同士なのは、やはり作者の「ジャンル分け」の結果か。

葛飾区 柴又

そんな似顔絵の数々も、総じて写実的なタッチで、髪の毛や顔の皺といった部分は特に描写がきめ細やかで、誰が見ても似顔絵の人物が誰なのか見分けが付く。アド街ック天国のマドンナが八塩圭子氏だったのは2003年3月までのお話。随分古い作品だなあ。

葛飾区 柴又

店内には似顔絵だけではなく、どこぞの朝日新聞の切り抜きのコピーが張り出されていた。そこには似顔絵の作者とプロフィールが紹介されていた。「似顔絵コインランドリー」のオーナー菅野浩峰氏、独学で始めた似顔絵は創作開始から10年、累計1000枚超というが、2008年の新聞記事なので、今ではもっともっと増えている事になる。

葛飾区 新柴又

その新聞記事を読んでから、実はこの「似顔絵コインランドリー」は柴又駅前にある1軒だけではなく、全部で4軒もあるという事に気がついた。それじゃあ全部見に行かなければ気が済まないではないか。直ちに残る3店舗の場所を確認すると、柴又駅から南側一帯に幅広く所在している事が分かった。北総線新柴又駅付近、柴又4丁目34に確かに同じコインランドリーがありましたよ、もう1軒。

葛飾区 新柴又

こちらのお店もやはり柴又駅近くにあったものと同様、天井や壁が似顔絵で埋め尽くされている。どの店舗も24時間営業で稼働しているコインランドリーで、やはりそういう性質の店舗だけに似顔絵ポスターが持ち去られる被害もあるようなので、似顔絵は原画ではなく全てコピーされたものが使われている。

葛飾区 新柴又

4号店も基本的には芸能人やスポーツ選手が多いのだが、ここに張り出された似顔絵の特徴としては、時々「ん?」と思うような人物がいること。ライブドア事件で収監される前の恰幅の良い頃のホリエモン氏もいますね。

葛飾区 新柴又

天井を見上げると蛍光灯のスペースに右半分掛かってしまい左半分だけになってしまった毛沢東も居たりして「共産党」とか書いてあって芸が細かいのだが、色鉛筆でカラーが付けられている作品は珍しい部類にあたる。

葛飾区 新柴又

国連のアナン元事務総長らしき人物の隣にいるのはサダム・フセイン。しかしいささか恰幅良く描き過ぎたようで岡田真澄に似ているような気がしなくもない。是非ともここはスターリンと岡田真澄とフセインを三人並べて欲しい気がする。

葛飾区 新柴又

そして、乾燥機の上の天井奥の部分にひっそり掲げられているのは、アルカイダの首領ウサマ・ビン・ラディン!似顔絵コインランドリー的なモデルとしてはいいのかこれ…

葛飾区 新柴又

全部で4つある「似顔絵コインランドリー」の店舗のうち、こちらは一番新しい店舗らしい「4号店」。さっきの柴又駅近くの店舗は「3号店」で、残りは「1号店」と「2号店」が別にある事になる。さあ、また出掛けるか…

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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