【ニッポン大移民時代】南米タウン化した神奈川の田舎町「愛甲郡愛川町」に行ってきました

愛甲郡

上京者にとって持たれる「神奈川県」のイメージは、“オシャレな港町”横浜、そして観光名所で高級住宅街の鎌倉、そこから景勝地の江ノ島へ繋がる“江ノ電”に乗れば年がら年中脳内サウンドがサザンオールスターズ状態の湘南海岸、そして一大温泉観光地の箱根といった綺麗どころばかりか。

コロナ禍も収まらない最中に浮かれきったカッペ連中が鎌倉の小町通りに群がって食べ歩きしている姿を見てヤバいのなんだの言っている昨今だが、そんな一般ピープルの目からはてんで眼中にない、“もう一つの神奈川県”がある。頭上を巨大な戦闘機が轟音を立てて飛び交う米軍厚木基地があり、有象無象の移民が入り乱れる「県央地域」だ。

“なんちゃって政令指定都市”な相模原市を中心に厚木市や大和市など、いずれも大規模な工業団地が点在し、東京都心から電車で1時間そこそこで出られる距離感や家賃相場のクソ安さも相まって、工場勤務のお安い派遣労働者として糊口をしのぐ低所得者層や外国人移民がかなりの数暮らしている。治安の悪さも筋金入りで、座間9人殺害事件だとかオウム真理教の逃亡犯の潜伏場所とか、そういうネタには事欠かない。

今回お届けするのは、そんな物騒な感じがそこはかとなく漂う県央地域に含まれる「愛甲郡愛川町」という街のお話だ。厚木市の北隣にある人口約4万人の街だが、実は神奈川県の全市町村で最も外国人比率が高いというのだ。それで早速“かなちゅうバス”に乗ってやってきたんですけど…

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