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川越・警察不信の電波屋敷「おまえさんいくらもらってる」

埼玉県随一の観光地として知られる川越にやってくると蔵造りの町並みなんぞを見て菓子屋横丁なんぞをほっつき回って帰るのが定番コースらしいが、この街に結構アレな電波物件が転がっているというタレコミを聞いて再びやってきた。

その物件は川越市連雀町交差点近くにある。以前川越まつりの時期に訪れた蓮馨寺のすぐそばだった。その時は蓮馨寺境内で見世物小屋やってるぜとはしゃいでいただけでその物件の存在に気づかなかったのだ。不覚。

しかし本当の見世物小屋は蓮馨寺境内ではなく目の前の商店街にあった。一体なんだこの家は?!張り紙とゴミだらけだぞ。しかも張り紙の文章はやけに攻撃的である。

乱立する「おまえさんいくらもらってる」の張り紙。「悪知恵の泉は涸れることなし」「脅しは手を替え品を替え」「洗脳されたオロカモノ」「ヨタ郎警察応援団」「でかい図体スズメの悩ミソ(表記ママ)」等と罵詈雑言の限りを尽くしている。

ここでも「おまえさんいくらもらってる」と来たもんだ。大きなベニヤ板一枚に警察への抗議の意思をふんだんに盛り込んでいる。しかもストーカー被害を訴えていて、家の前に捨ててあったであろう煙草の吸殻を拾い集めてベニヤ板に横一列綺麗に貼り付けて「手法公開」とある。こりゃ結構キテますな。

玄関前に連なる商店街の屋根上にも空き缶やらガラクタが吊るされている。これは魔除けか何かを意味するのだろうか。全く何をやりたいのか分からない。

どうやらこの家の主は警察組織に対する並々ならぬ敵意があるようだ。平成13年5月18日より当分の間警察官の来訪はお断わりしますとの事です。随分長い間警察嫌いが続いているらしい。警察との間に何があったのだろう。

この主によれば地元の「広報川越」も尻吹き紙にすらならんと断じている。情報操作とか洗脳とか、そういう言葉がお好きのようですね。

暴走し続ける主の猜疑心は警察組織に加えて国家組織にまで及んでいる。新自由クラブとか社会党とかいつの時代の政党なんだよこれ。

週刊誌の切り抜きなども併せて張られていて、パチンコ30兆円の闇に警察官僚云々書かれた記事がベッタリ貼り付けられているのだ。

しまいには秋田県児童連続なんたら事件の鈴香さんまで現れる始末。同事件の警察捜査のずさんさを批判する週刊新潮の記事だ。切り抜きが拡大コピーされて堂々展示。よっぽど警察がお嫌いのようである。

しまいには週刊宝島の表紙まで来ましたよ。ぷらんぷらーんと紐でぶら下げられていて何とも香ばしい。この勢いじゃ実話ナックルズとか貼り付けてそうな気までしてきたが、それはさすがになかった。

明らかに異様なこの家の前を通り掛かる人々もみな渋い顔。川越まつりの時期には物凄く観光客が溢れ返る場所だが、腫れ物に触るような扱いなのか知らんが誰も見て見ぬふりである。

※追記:こちらの電波屋敷、初見当時からゴミ屋敷化していてめちゃくちゃでしたが、2013年頃解体された模様で、現在は更地になっています。


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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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