どうぞ、お好きなSNSで拡散して下さい

川越丸広百貨店の屋上遊園地「わんぱくランド」で遊ぼう

川越と言えば蔵造りの町並みが有名な観光名所になっている観光不毛県埼玉の中でも稀有な地域な訳であるが東京から手軽に来れる距離にあるので毎週休みの日にはそこそこ賑わっている。レトロな風景を求めて川越にやってくる観光客が多い中、デパートの屋上にまで目を向ける事はなかなか無いだろう。

川越市民の溜まり場「クレアモール(川越新富町商店街)」にやってきました。ここ、いつ来ても人通りが凄まじいです。それもそのはず、埼玉県で最も人通りが多い商店街らしい。並んでる店は没個性的なチェーン店ばかりなんですがね…

目的地はこのクレアモール沿いにある丸広百貨店。まるっきり埼玉ローカルな百貨店で県内各所に店舗があるが川越店は昭和26(1951)年開業と結構な老舗となっている。

元々は仲町の旧山吉デパートに店舗があったがモータリゼーションの到来を見込んだ創業者が千台分の駐車場を備えた新店舗用地を新富町に確保して昭和39(1964)年に移転、その結果丸広自体も県内随一の百貨店として成長、丸広を中心に商店街が栄えていったという経緯がある。

で、この丸広百貨店川越店の屋上には「わんぱくランド」なる昭和丸出しのベタな屋上遊園地が営業している。この手の屋上遊園地自体も首都圏ではかなり珍しくなってしまった。遊園地の運営はナムコが行なっている。

この屋上遊園地の何が凄いかというとモノレールまである事だ。デパートの屋上という限られた土地空間でここまでやってのけるとは素晴らしい。

乗り物の種類もなかなかの充実っぷり。頭上で飛行機がぶるんぶるん回っている。

わんぱくホイール、わんぱくビード、わんぱくエアプレーン。わんぱくランドなので乗り物の名前もみんな「わんぱく」なんですが、この言葉の響きも昭和丸出しですね。「わんぱくでもいい、たくましく育って欲しい」って。

昭和なデパートの屋上と言えば遊園地と神社がセットになっているもの。川越丸広も例外ではない。屋上遊園地の一角に祀られた「民部稲荷」。

とりわけこの場所に立つとレトロっぷりが素晴らしい。昔はどこの百貨店の屋上もこんな感じだったはず。核家族化が進む昨今、一家お揃いで百貨店でお買物する文化も昭和の遺物なのかも知れないが、埼玉ではその文化がまだ生きているのだろうか。

では乗ってみましょうかモノレールに。子供連れでもないいい歳こいた大人が乗るのかって、年齢制限はありませんぜ。モノレールの車両はてんとう虫のようなデザインで顔があのネズミっぽい。浦安まで行かなくてもここでいいじゃん。

成人二名を載せて動き出したモノレールてんとう虫くん。カーブ付近では結構揺れます。怖いです。

モノレールは丸広百貨店の屋上を一周しながらゆっくり走っていく。眼下に屋上遊園地の全貌と川越の街並みを眺めながら暫しの空中散歩。

川越名物、蔵造りの町並みはここからはちょっと遠くて見つけられません。マンションとパチンコ屋しか見えんぞ。景色は普通のベッドタウンそのものでした。

てんとう虫くんの運転席に付けられた謎機能。「このボタンをおしてみてね たのしい音楽がながれるよ」押してみたら確かに音楽が流れました。ただそれだけの事です。

首都圏でデパートの屋上遊園地が残っている場所は川越丸広以外には上野松坂屋と新宿京王百貨店、蒲田の東急プラザ(観覧車あり)など。現存していても川越丸広のようにモノレールや観覧車まである本格的なものは他には無い。ちなみに国内初だった浅草松屋屋上遊園地は2010年に閉鎖されてしまっている。


The following two tabs change content below.
東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
トップへ戻る
Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.