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【ウ○コナガレネーゼ】東日本大震災の液状化被害で洒落にならない「新浦安」の状況 (2011年)

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深刻な液状化被害から急ピッチで復旧工事が進められる新浦安界隈。引き続き今川地区から舞浜方面へと向かいながら状況を見ていく事にする。

液状化で電柱が傾くなどした為に電柱中ほどに架けられた電話線が大きく垂れ下がっていたのだろうか、このように上から電話線等が引っ張られている箇所がある。

今川地区をずっと進んでいくとそのうち一軒家だらけのエリアに変わる。見た目は酷くないようだが、やはり建物と地盤の境界付近に相当ダメージが来ている。わかりづらいが微妙に建物自体も傾いている家も多いのだ。

この付近の一軒家は軒並み玄関前の塀が破壊されて倒されてしまっていた。

こちらのコンクリート建築は土嚢二段積みに加えて足場をもう一段こしらえて液状化で生じた段差に対処している。

住宅街と今川団地の境界にあるアパートの塀。見事になぎ倒されていた。

築30年超となる2階建ての住宅が連なる今川団地の内部。建物は見た目では被害がないが団地内の通路はタイルが引き剥がされて道がガタガタになっている。

よく見ると車道側もかなり極端に道路が隆起しているのが見られる。車で走るとかなり違和感を感じるに違いない。

震災直後はこの辺も噴砂が凄まじかったようだが、訪問時には殆ど取り除かれていた。

今川団地を出て京葉線の高架に向けて歩く。歩道も依然ガタガタのままだったが車道側も浮き上がったマンホールの段差を埋めるようにアスファルトが盛られていて通りがかる車がガッタンガッタンを揺れ動いている。

道中にある大きく傾いた構造物。人が入り込む為の建物じゃないので、多分このまま放置プレイだろうな。

続いて京葉線の高架を跨いで富岡地区に入ろうとすると目に入るのがこれ。基礎工事をしていなかった為に傾いてしまった富岡交番の建物。窓という窓は板が打ち付けられ、見るからに使用不能状態。

建物右半分が砂の中に埋まってしまったのでドアが開かなくなったらしい。こうなるともう建て替えるしかない。

交番の裏には富岡公民館へ入る道があるがここも封鎖されている。壁の崩落のため通行を禁止しますとの張り紙があった。

引き続き液状化被害の激しい新浦安界隈を歩いて行く。思いっきり傾いてしまった富岡交番の建物を脇目に進むとその先に弁天地区がある。ここまで来ると新浦安駅と舞浜駅の中間地点。

東京近接、ディズニーブランドも相まって「憧れの住宅地」となった平和な埋め立てニュータウンの風景は震災を境に大きく変貌した。ここも見た目は酷くないが道路中央にカラーコーンが置かれているのは地盤沈下で飛び出たマンホールが残っているからだ。

アスファルトでマンホールの周囲を盛り土している図。車が通りがかるとその度音を立てて大きく傾く。気を抜いて飛ばすとすっ転んでしまいかねない。

この付近のガソリンスタンドは未だに閉鎖されたままの店舗があった。最初定休日かと思ったがよく見ると様子が違った。

震災以来石油精製設備の被害で供給ができず各地の店舗があちこち閉鎖状態になっていたが、1ヶ月以上閉鎖している店があるのは、やはり液状化被害が影響しているのだろうか。

道路を挟んで西側、弁天地区の住宅地。復旧工事でまるごと通行止めになった路地。震災の被害は洒落にならないがその分土建屋業界は当分食いっぱぐれが無さそうだ。

道路やインフラの復旧に加えてマンションや一軒家の敷地内も沢山の業者が入り込んであちこち工事を行っている。街中で電動ドリルやらユンボやら様々な機械音が鳴り響いている。

弁天地区は見た目の被害では今川地区程酷くはないが、やっぱり微妙に傾いた家があちこちにある。で、やっぱり下水道が使えないらしく公園とかに仮設便所が置かれているのが見られる。

新浦安駅周辺とは違って弁天地区まで来ると殆ど駐車場付き一軒家ばかりとなる。みなそこそこ立派な家である。埋立地であっても東京近郊でこれだけの家に住めるのはそれなりのステータスのある者でないと難しい。このへんはマイカー所有がデフォ。

で、そんな「平均以上」な世帯の住宅地となっている弁天地区の弁天西児童公園。普段はリア充ファミリーの集会場になるような場所のはずだが…

のっけからこんな酷い状態になっていて普通に公園に入れない。下に何か構造物でもあるのだろうか、といった不自然な隆起が見られる。

この公園には浦安市が設置した災害用仮設トイレが5基、簡易式のものがさらに2基設置されていた。このトイレがあるという事は付近では未だに下水道が止まったままの世帯があるという事を意味する。

周囲をシートで覆っただけの簡易式トイレ。当たり前の事だが、この前に立つと容赦なく汚物の匂いが鼻を刺激する。

トイレットペーパーは各自持参、さらに水洗タイプなのに水使用禁止、そして夜は照明もないので懐中電灯も持って行かなければならない。マリナーゼな方々もまさかこんな生活を1ヶ月続ける事になろうとは夢にも思わなかっただろう。

しかし浦安市も広い。どれだけ土地を埋め立てまくったのだろうか。埋立地で元の市域の4倍に面積が膨れ上がった自治体というのも、全国的にかなり珍しい。



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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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