東京都区内最南端!黒湯と河川敷ホームレス集落の街「六郷土手」を歩く

大田区

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東京23区最南端「六郷橋」の周辺はまさに一大ホームレス王国であると言っても過言ではないほどの勢いでブルーテントの姿を拝むことが出来る。

東京の場合、街中にはホームレス排除装置が熱心に取り付けられ、新宿・渋谷・池袋の三大副都心は年々居づらくなっているようだが、この場所に限っては全くお咎めなしの模様だ。

ブルーテントどころか本格的な木造家屋までバンバン建っている。

しかも木造家屋は立派にペンキ塗りまでしているようで、デザインまでこだわっているようだ。やむなくホームレス生活をしているどころか、逆に家賃のいらない自由な生活を楽しんでいる余裕まで伝わっているような印象を受ける。

だがそこはやはり住宅に適さない河川敷。橋の支柱には漏れなくDQN不良の落書きがついています。夜な夜なDQNが出没するので治安は決して宜しくない上に場合によっては襲撃されてしまう恐れもある。

しかし、いつの時代においてもDQNの脳内は何故どいつもこいつも金太郎飴状態なのだろうか?奴らは天上天下唯我独尊の意味をどれだけ知ってるのか。

ホームレスさんが作った家屋はまだまだ沢山ある。正直ここまでやっちまったらホームレスという言葉すら適用しない。不法占拠住民と呼ぶべき存在なのだろうが、よくここまで行政に黙認されているものだなと不思議でしょうがない。

ホームレス村はご覧の様に背丈以上の雑草に覆われて内部を窺い知る事はできない。まさに自然の要塞。

時折見張り小屋みたいな小さな建物を見かけるが使われている様子はない。それがホームレス村の入口にあたる部分に置かれている。まるで秘密基地かアジトの類だ。

誰でも男の子に生まれたなら大体子供の時に「秘密基地ごっこ」をやった記憶があるはずだが、あの時のワクワク感が蘇ってきたかのような感触を覚える。ここの住人は大人になっても秘密基地ごっこをして遊んでいるかのようだ。それは常々「社会人」を意識し生きる感覚が鈍麻した「大人」が長らく忘れていた何かを久しぶりに見たような気分にさせてくれるようなものだ。

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