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東京の外れ、京浜工業地帯貧民文化圏の下町繁華街「蒲田」を歩く

東京23区の最南端「大田区」。「大」森と蒲「田」で大田区。海沿いには東京の空の玄関「羽田空港」、そして中小零細の町工場が密集するブルーカラーの街。陸に上がれば東急沿線に続く下町エリアと、その先にある高級住宅街の田園調布もなぜか大田区。広大な埋立地を持つがゆえに23区最大の面積を持つ。

その広大な大田区の中心が蒲田なのである。

品川駅から京浜東北線に乗って10分。東京都最南端のJR駅「蒲田駅」に到着。何気に発車ベルが「蒲田行進曲」な駅のホームから改札を潜れば、随分と近代的で綺麗な駅ビルに拍子抜けする。

蒲田行進曲の由来でもある「松竹蒲田撮影所」の存在もあり、戦前は東京でも有数の大歓楽街だったこの街も、今では東京に散らばる地味な下町の一エリアとして存在する。

蒲田駅西口。改めて振り返ると随分立派な駅ビルであることがわかる。東急電鉄の多摩川線と池上線の改札口もあり、なかなかの規模だ。

しかし駅西口を見渡すと、歩き回っているのはオッサンばかりである。

「カードでお金」と書かれたプラカードを持つ立ちんぼのオッサンがいたり

目の前のサンライズ商店街の入口にある雑居ビルはサラ金店舗が密集している。

どう見ても貧民街です。

もっとも蒲田は「新ドヤ街」とも言われており駅周辺には安価なナイトパックをウリにしているネットカフェが営業競争を繰り広げているという。

【ネットカフェ難民】大田区蒲田は新ドヤ街【御用達】

そして駅前広場のベンチには仕事のなさそうなオッサンがボケーっと座っている。同じ大田区でも田園調布には有閑マダムが暮らしているが東急に乗って蒲田に来て見たら有閑オヤジがくつろいでいたというオチ。というか蒲田駅は東急電鉄で一番「東急ブランド」らしからぬ駅である。

蒲田西口商店街は、まさしく蒲田駅西口のメインストリート。若干古びた感はあるがそれなりに賑わいは保っている。この界隈が古くは映画撮影所もあり賑わっていたそうだが時代が違いすぎていて今はその面影は見当たらない。

ちなみに、ここを取材中に商店街を歩いていると、向こう側からノンヘルで原付に乗って走り回る不良のクソガキが蛇行運転で走り抜けてきやがりました。さすが大田区。北の足立区と南の大田区で、東京23区随一のDQN密集エリアの二強である。

西口商店街はメインの「サンライズ」に平行して南側にもう一本「サンロード」という商店街がある。こっちは微妙に活気がなさげです。

サンライズとサンロード、どちらの商店街のアーケードも年季が入っており昭和の匂いがそこかしこに漂っている。
ここ蒲田を舞台に、女優の寺島しのぶが演じる鬱病の元キャリアウーマンの生活を描いた映画「やわらかい生活」では、この蒲田の街を「粋がない下町」と表現した。まさしく言い得て妙である。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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