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東京の外れ、京浜工業地帯貧民文化圏の下町繁華街「蒲田」を歩く

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人通りの激しいJR蒲田駅周辺とは打って変わって、京浜急行の線路と国道15号第一京浜が街を東西にぶった切る京急蒲田駅の東側は寂しい街並みを見せている。京急蒲田駅は駅の改築工事中だった。横浜と品川、それに羽田空港を結ぶ京急空港線の結び目になる重要な駅だが、長らくしょぼい地上駅でしかなかったものを3階建ての駅舎に建て替え、立体交差化させる。

2010年5月16日の始発からは上り線ホームが高架化、2012年内には完全に高架化される予定。そうなると高架下の狭い空間を快特電車が爆走する迫力満点の光景を間近で見る事ができなくなる。

現状では地上を走っている京急空港線は駅を出た真ん前で第一京浜をぶった切っている。開かずの踏切の一つで、長年渋滞の原因となっている悪名高いボトルネックゾーンだが、これも高架化で解消される予定。

第一京浜を跨ぐ踏切を過ぎる辺りだけは単線化していて、横浜・品川両方向から来る羽田空港行き電車と、羽田空港から帰ってきて横浜・品川方面に行く電車が1本の線路とホームを忙しく使い分けている状態。さすが京急さんはアクロバティックな鉄道会社ですよね。

とは言っても空港線の高架部分は既にこの付近では出来上がっていて、近い将来は開かずの踏切も消えてなくなるであろう。

京急蒲田駅の東側というのは京急線と国道で街がぶった切られているせいか全く栄えていない。それでも一応「京浜蒲田駅前通り商店街」という商店街があるにはある。寂れた個人商店が殆どでパッとしない印象。道なりに進むと隣の西糀谷商店街と交差する。

商店街を外れて呑川方向に歩くと鉄と油の臭いに塗れた町工場が現れる。やはり中小企業の街と言われる大田区だけの事はあって、町工場はそこら中で見かけられるのだ。

呑川に架かる天神橋。その向こうは東蒲田のキネマ通り商店街へと続いている。

天神橋の脇にある北野神社。北野で天神と言えばやはりというか、菅原道真公を祀っている。

蒲田住民の母なる川、呑川。羽田空港手前の海老取川河口と合流し、東京湾へ注ぐ。

そういえば呑川河口には有名な水上生活ホームレスが居ると言うが、人が直接行けない空港島の孤立地帯に船の墓場を構えて大量の野良犬を飼っているという話を聞いた。今でも居るのだろうか。

ちなみに上流に行くと池上、雪が谷大塚などを通って、自由が丘や都立大学といった上流階級な街に続いている。源流は世田谷区の桜新町付近。


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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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