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タワマン乱開発の影で高齢化進行中「辰巳団地」の取り残され具合がヤバイ件 

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江東区辰巳一丁目、埋立地に広がる87棟、3326戸のマンモス団地「都営辰巳一丁目アパート」にやってきたのは2011年夏と2013年秋の事だった。周囲に大規模タワーマンションが乱立する中でいつまでも昭和の時代から取り残されたような都会の死角である。そんな団地の日常風景を見て回ってきた。

この辰巳団地、埋立地に建てられたという事で2011年の東日本大震災の時には液状化現象を起こしている。団地一帯の土地は地盤沈下で20~30センチ下がってしまったというのだ。なので震災の年に行った時には団地の各所でこのように段差を埋める階段やスロープを設置する工事などが行われていた。

団地の住民のものなのかそれともどこぞのヤンキーがかっぱらったものなのか知らぬが乗り捨てられたまま草木が伸びて絡みついてしまった原付バイク達。やっぱり全体的にゴミ捨てマナーもよろしくないし荒れてます。湾岸道路も近いし、暴走族には住みやすそうな環境だった事でしょう。

団地と言えば老人だけど、団地と言えばヤンキーでもある。辰巳団地のヤンキーは健在なのだろうか気掛かりだったが、自転車置き場のトタンに判で押したような文言が連なっていてバカの一つ覚えみたいで笑える。中高生くらいならそれしか頭に出てこないんでしょうけどね。団地育ちなら、いつか来た道。

辰巳団地住民の愛用品「大五郎4Lペットボトル」

子供の姿もなくなった団地内の児童公園、代わりにいるのは団地住民らしきお爺さん。公園の片隅にある水場で何やら水汲みをしている模様。気になって見ていたのだが…

お爺さんは例のアル中御用達4リットル焼酎の空ボトルに水道水を詰めるだけ詰め込んで自宅に帰っていったではないか。4リットルが4本で16リットルである。これは生活用水の足しにするつもりだろうか、むしろ水道が停められているとかそういうオチではないだろうな。夏の時期はともかく外に出て何かをしている老人の姿がとても多い辰巳団地。ちなみにこの4L焼酎ボトルは団地の各所で「活用」されている。

団地の軒先に置かれた猫除けのつもりのペットボトルも、ここ辰巳団地ではアル中御用達4リットル焼酎ボトルがデフォという状況。一体ここの住人はどれだけアルコールを摂取しているのか。「大五郎」のラベルが笑いを誘う。我々が支払う国民健康保険料なんかがこんなアル中の医療費に巡り巡っていく訳で不公平感を感じますね。

そして団地のベランダを注意して見てみると時々異様に巨大なパラボラアンテナが据え付けられた部屋を見かけられる。これは以前にも何度か説明したと思うが、中国人が自国の衛星放送を拾う為のものだ。つまりこの巨大パラボラがある家は中国人が住んでいるものと思っていい。今の辰巳団地ではヤンキーよりも中国人が騒がしいようだ。

巨大パラボラアンテナ部門で勝負させればこれは大阪の門真団地の方が圧倒的に強い訳で、辰巳団地の場合は数える程しか見当たらない。これは中国大陸に近く衛星放送を受信しやすい西日本の方が地理的に有利という事も考えられるが実際どうなんだろうね。

3000世帯以上が暮らすマンモス団地だけの事はある、団地内の一室でマッサージ屋を開いてるところまであったりして何ともカオスである。店舗棟ではなく居住区画でのマッサージ屋の開業って認められるんでしょうか。さあ分かりませんけどね。しかしこれだけ巨大な団地なのに商店が非常に少ないのが気になる。

このだだっ広いマンモス団地を歩いているとお暇でしょうがないのかも知れぬが部屋の窓からひたすら景色を眺めてばかりの婆さんが居たりして実に生活感に溢れた空間となっております。むしろ熱い夏でもろくにクーラーもついてない家も多そうだし、独居老人も多いので毎年のように孤独死している爺さん婆さんが見つかる現実もある訳で、まだ家の外から住人の生存確認ができるだけマシなのかも知れない。

また団地内の公園などではこのような注意書きが書き連ねられた看板があちらこちらで見かけられる。かなり古びた看板だが具体的に禁止行為が挙げられている。公園内での酒盛り禁止、焚き火禁止、寝泊り禁止などなど。今は老人ばかりだが、昔はかなり凄い環境だったに違いない。

団地の共同ポストの周りにも、これ見よがしに巨大な注意書きが書かれている。飲食・座り込み禁止ですってよ。山谷とかだったらそのへんで酒盛りしそうな親父がゴロゴロいるものだが、都営住宅の敷地内ではそんな事も許されない。わざわざホームレスを選ぶ人達の気持ちが分からない事もない気がする。

駐輪禁止、小便するな、ゴミを捨てるな…禁止禁止のオンパレードである。それだけ住民のマナーが悪いという事を示している一つの証左なのだろうが、ここまでくどいと息苦しささえ覚える。葛飾区立石あたりのような街中立ち呑み居酒屋だらけの環境なら底辺アル中親父も幸せだろうが、辰巳の街はそういう羽目を外せそうな場所が皆無なのだ。団地住まいの老人は家にこもって一人酒でもするくらいしか楽しみが無さそうですね。

ハトへの餌やりも禁止!ですよ。まるで犬猫畜生にモノを言い聞かすかのようなくどい注意書きの数々、ここまで極端なのはあまり目にした事がない。まあ、横浜市のいちょう団地みたいに6ヶ国語というのはさすがに無いんですがね…

挙句の果てには横断歩道の渡り方までつべこべ言われてしまう世知辛い団地の生活。そりゃ行き場のない高齢者しか居なくなりますよねえ。運河一つ挟めば裕福な家族連ればかりがリア充丸出しな暮らしを謳歌する別世界なだけにこの街並みの両極端さは皮肉に映る。

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