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やさぐれた万年学生街!新宿区「高田馬場」を歩く

新宿から山手線で2駅、早稲田大学の学生を中心とする学生街として、または西武新宿線の事実上のターミナル駅として多くの人々が乗り降りする高田馬場駅

高田馬場駅は西武線が山手線と分岐する手前にある。西武新宿線で通勤する人々は終着駅の西武新宿駅で降りても乗り換えが不便なので、殆どが高田馬場駅を利用している。

山手線と西武新宿線、それに地下鉄東西線のそれぞれの駅の乗り換え客でごった返す高田馬場駅だが、のっけからホームレスが寝っ転がっていて気が抜けない。

年がら年中学生で溢れ返る早稲田口の駅前ロータリーに出ると、そこには西武鉄道グループの商業ビル「ビッグボックス高田馬場」が建つ。しかし英語でBig boxとは女性の大事な部分を指す隠語(しかも侮蔑語)らしく、外国人が見ると赤面するとかしないとか。あら恥ずかしい。

さすが学生街だけあって行き来する通行人の平均年齢の若さが際立つ。付近にあるのは早稲田だけと思ったら東京富士大学というのもある。他にも予備校多数。根っからの学生街なのである。

ガード下には鉄腕アトムなどの手塚治虫氏の漫画作品が描かれた壁画がある。手塚プロダクションが高田馬場にあるからだ。この場所に居ると頭上から流れてくる山手線の発車メロディーもやはり鉄腕アトム。

駅のホームから見るとお馴染みの雑多な風景。微妙な雑居ビルが駅前を取り囲んでいる向こうにある真黄色の「学生ローンカレッヂ」の看板がひと際存在感が強い。

学生ローンカレッヂが入居する雑居ビルに近づくと夥しい黄色看板が他のサラ金看板を駆逐するかの勢いだ。学生証一枚で金を借りる事ができるお手軽なローン業者が高田馬場では主流。サラ金の出る幕なし。

日本の学生ローンは見た目にも分かるがほぼサラ金のような存在で、いわゆる奨学金といった類の融資よりも生活費や遊興費など自由な用途に使われる事が多い。

学生ローンばかりではなく不動産屋だらけで、総じて怪しげな高田馬場駅前の光景だが、怪しさに磨きがかかっているのがこの真っ黒な雑居ビル「タックイレブン高田馬場ビル」である。山手線と西武線に挟まれるように建つビルだが、上の階がすこぶる胡散臭い。

このビルの4階には「ヤマギシズム案内所」が入居している。自然農法で有名なヤマギシ会の関連施設だ。厳密には宗教団体ではないが、独自の脱資本主義的思想で共同生活を送るコミューン団体であり、その筋には有名。てか、こんな所に事務所があったのか。

タックイレブン高田馬場ビルの1階と2階は飲食街。凄まじく昭和テイストだ。ウイロードタウンという名前が付いている。

線路と線路の谷間にそびえる胡散臭い雑居ビルの周辺を歩く事にした。まるで都会の死角のように人通りが皆無である。

古い雑居ビルに居酒屋やバーがポツリポツリと並んでいるだけの路地で、その先は袋小路になっていて来た道を戻るしかない。この先は神田川が横切っていて渡る橋がないのだ。

高田馬場駅周辺には意味不明な雑居ビルが多い。これらのビルをほじくりかえせば変な宗教団体やカルト団体がてんこ盛りで実に奥行き深いのが高田馬場のDEEPなところである。

世間知らずな学生はいいカモになるので、高田馬場がカルトの巣窟になるのはごく自然な成り行きである。まだこの街には色んなものが隠れているだろう。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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